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CRAZY RACOONコラボイヤホンレビュー【eイヤホン】

プロは音にまでこだわる!
なんてキャッチコピーがありそうなゲーミングデバイス業界ですが、この度新たなアイテムが登場しました。
様々なタイトルで選手たちが活躍中のゲーミングチーム「CRAZY RACOON」とのコラボゲーミングイヤホンがゲーミングデバイス業界に殴り込み。
しかも日頃お世話になっているeイヤホンさん主体で動いてるとなると…買うしかないじゃない!

ということで、今回はCRAZY RACOONイヤホンこと、略してCRイヤホンの実力やらをレビューしていきたいと思います。

CRイヤホンとは?

まずはCRイヤホンはどんな製品なのかについて説明をしていきます。
先にも述べたように、ゲーミングチームである「CRAZY RACOON」とのコラボで生まれたゲーミングイヤホンとなっています。
国内外問わず多数のイヤホン・ヘッドホンを取り扱う「e☆イヤホン」との共同開発で制作されました。

「ゲームをするなら、まずこのイヤホン」をコンセプトにCRイヤホンは制作されています。

一番の特徴は、このCRイヤホンを制作するにあたって新開発された積層型セラミック式ツイーター「VST-R」の存在。
このツイーターと10mmダイナミックドライバーの合わせ技による音質や音の傾向はどんなものなのか?
今から楽しみです。

CRイヤホンの外観・内容物

早速ですがCRイヤホンを見ていきましょう。
発売日は2023年9月21日。

外箱はCRAZY RACOONのチームロゴをあしらったものとなっています。
e☆イヤホンのロゴも一緒に入っていますね。

箱の表面には「1.9mCable」の表記があり、裏面には「1.6mのロングケーブル」の表記がありますが、製造過程での表記ミスとなり、正式には1.6mケーブルとなります。

箱を開けて中を見てみましょう。
イヤホン本体、各種イヤーピース(一部本体付属)、PC用変換ケーブル、説明書となっています。

特徴的なのがPC接続用の変換ケーブルが付属すること。
最近では4極ケーブルが主流になりつつありますが、まだまだ二股で使用する層も多く、そんな人たちのためにケーブルをつけてくれるのはありがたいですね。
大体のメーカーは「お客様自身で変換ケーブルをご準備ください」が多い中、デフォルトで対応してくれるんですから。

イヤーピースはS・M-・M・Lの4種類。
ひとつは本体にはじめから付属されています。
好みに合わせて付け替えれるのはいいですね。

CRイヤホン本体チェック

ここからは本体をチェックしていきましょう。
ざっと見の外観はこちら。

ケーブル長は1.6m、L字プラグの4極採用、音量調節兼メディアコントローラーは右側、合わせてマイクも付属しています。
一般的なスマホ用に搭載されている機構はほぼあります。
スマホゲー、音楽鑑賞含め、普段使いにも使用してねという感じですかね?

左右の識別はロゴで行います。
白抜きロゴが左耳用、白ロゴが右耳用となっています。
音量調節がついている方が右耳用と覚えても大丈夫です。

Y字の根元には「intime」のロゴが入っています。
そう、こちらの製品はintimeさんが手掛けているんですね。

基本スペック
・型式
カナル型
・ドライバー
ハイブリッド型(VST-R+10mmドライバ)
・再生周波数帯域
20Hz〜40kHz
・感度
108dB/mW
・インピーダンス
22Ω
・ケーブル
3.5mmプラグ/1.6m/OFC/マイク付き

CRイヤホンの音質チェック

このイヤホンを熱烈に欲しがった理由…
上でも述べた通り、intimeさんが手掛けているのが最大の理由です。
今回、音質チェックをする上で比較を行うイヤホンは私も普段からハードに使用している「intime 碧(SORA)-Light」

ポタフェスでもintimeさんのブースに即駆け込むくらいのintime好きとしては、このCRイヤホンを試さないわけにはいかないですからね。
純日本産のイヤホンということもあり、日本企業には頑張って欲しいなという意味も含めてこのメーカーのイヤホンは常に購入・使用をしています。
もちろん音質もめちゃくちゃいいので気に入ってますよ。

さて、私個人のアレコレは置いておいて、CRイヤホンの音質チェックを行っていきましょう。

箱の裏面にも書いてある通り、「FPSゲームに最適なチューニング」となっています。
FPS向けのチューニングはなんぞや?となる人に軽く説明をしておきましょう。
FPSゲームにおいて音の情報は勝敗に直結するほど重要なものとなっています。
特に敵の足音と銃撃音による場所の把握は勝率に直結するほど。
それらを踏まえてゲーミングヘッドホン・イヤホンを選択する上で必要な要件は以下の通りになります。
・銃撃音、足音がしっかりと聞こえるもの
・音の方向(定位)がしっかりと把握できるもの
・VC使用時にチームメイトの声が聞き取りやすいもの

つまり、上記の条件を全て満たしているものがFPSをプレイする上で優秀なヘッドホン・イヤホンということになります。
※とはいえ、変に音が強調されてたりベタベタに音質調整されていると使用してて気持ち悪くなる

ではCRイヤホンはどのような音質傾向にあるのか、主観ですが発売日から使い続けた感想を述べていきたいと思います。
その前に普段使用しているintime 碧(SORA)-Lightの音質傾向は以下の通りです。
・ハイブリッド型による全域での音の鳴りの良さ
・特に高音、中音が綺麗で音楽を楽しんで聞ける
・オールラウンドで使用できるが、EDMなどの重低音系は苦手かも
・定位感は少し欠けるように感じる。
 FPSをプレイすると音の鳴り方が気持ち悪く感じる人もいそう
・音楽を楽しんで聞くには⚪︎
 ゲーム使用には…ジャンルを選んでも癖がある
といった感じです。

intime 碧(SORA)-Lightを基準としてCRイヤホンを聞いてみました
・高音、中音、低音は過不足なく出ている
・高音の刺さりは感じないが、銃撃音はしっかりと把握できる
・中音は引っ込み気味だが、VCはしっかりと聞き取れる
・低音の鳴り方は綺麗。足音も問題なし。
・定位感は良く、変な鳴り方も感じない。
確かに、FPS向けチューニングを行っているなという印象。

それなら他のジャンルはどうなの?
ということで、格ゲーやRPG、アドベンチャー等で使用してみました。
BGMや効果音については迫力のある低音でゲームの世界に引き込まれるような感覚になりましたが、ちょっとだけ気になったのがセリフが少しこもって聞こえるかな?というところ
イコライザの設定でなんとかなりそうな範囲なので調整次第では万能に使えそうだなといった感じ。
VCの声はそこまで気にならなかったですが、ゲームの登場キャラクター達のセリフがモヤっと聞こえるのは何かあるのか…

CRイヤホン総評

FPSゲーム用にチューニングの通り、銃撃音・足音・定位に対してしっかりと調整されているイヤホンだと感じました。
音場自体はそこまで広くないのですが、音の聞き分けや方向を重視するならこれくらいが丁度いいのかも知れません。
音の全域を聞いてみると、低音が強めに鳴ってるなという感じですが、重低音までいかないくらいの低音の強さになっています。
音楽を聞いても問題ない製品となっていますが、人によっては籠った音といった感覚を受けるかも知れません。
SHURE系が好きな人には刺さるかも?
逆にゼンハイザー系が好きな人は違和感を覚えそうな音の傾向となっていますね。

総合評価高し、多くの人におすすめしたいCRイヤホン

今回、CRイヤホンのレビューをしてみましたが、とにかく素晴らしいの一言に尽きますね。
1万円を切るイヤホンの中ではゲーミング性能も高く、ゲーミングイヤホンを試してみたい人に気軽におすすめしやすい部類かと思います。
製品の質の方もかなり高く、純国産ということでサポートや問い合わせでわずらわしさを感じない点もいいですね。
「ゲーミングと普通のオーディオの違いって何?」
「ゲーミングイヤホンが欲しいけどどれを買えばいいの?」
「もっといい音質でゲームを楽しみたい」
どんな要望にも応えてくれるCRイヤホンは、その製品思想にある「もっと音にこだわろうというメッセージを伝えたい」をイヤホン本体をもって伝えてきている素晴らしい一本となっています。
現在、こちらの製品はeイヤホンでのみ販売が行われています。
気になる方はeイヤホン公式サイトをご覧ください。

  • この記事を書いた人

あんどーさん

アニメ・ゲーム・プラモ・コスプレ系を中心に、秋葉原・アキバ系のエンタメ記事を執筆していきます。 表の顔として写真撮ったり動画作ったりしています。 『バズらなくても誰かが笑えるものを作りたい!』とかなんとか

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