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DMM.makeAKIBAで愛三電機ワークショップに参加してきた

ものづくりの街秋葉原。
DMM.make AKIBAが8周年ということで、特別なワークショップが開催されました。
その中でも特に気になったのが「LANケーブルを自作しようby愛三電機」です。

開催日の前日にそれを知った私はすぐにワークショップに応募を飛ばし、秋葉原にかけつけました。
今回はワークショップに参加した模様をお届けしたいと思います。

愛三電機とは?

愛三電機株式会社(Aisan Electric Co.,Ltd.)は、日本の秋葉原にある配線部材・ネットワーク機器などの小売を主な事業とした会社である。
(wikiより抜粋)

秋葉原の中央通り交差点に居を置く電機店。創業75年。
ケーブルの量り売りや電気工事に関する工具を取り揃えている秋葉原で知らぬ人はいない程有名な電機店です。
直近ではUDXの地下にオリジナルLANケーブルや工具の販売を行う少し変わった自販機を設置しています。

DMM.make AKIBAでLANケーブル自作ワークショップを開催


秋葉原駅から歩いて1分。
富士ソフトビルの12階にあるDMM.make AKIBAでワークショップが開催されました。

愛三電機の部は15:00から。参加費用は1500円でした。
このワークショップではインターネット通信には欠かせないLANケーブルの自作が目的で、本来すでにパッケージングされて販売しているLANケーブルを自分の手で作ろうというのが目的です。

使用するケーブルは愛三電機オリジナルのものとなっており、ギガビット対応のLANケーブルを作成することができます。

テスターもしっかり用意されており、ちゃんとデータを通信できるのか? できないのか?
今、工業系に進学した私の技量が問われる時がきたのだった…
※電気工事士の試験は落ちてます。溶接しか持ってません。

実際にLANケーブルを自作する


それではマニュアルを元にLANケーブルを実際に製作していきます。
使用するものは以下の通り
・LANケーブル

・ジャック(先端のアレ)

以上!
工具は一通り揃っているので、都度紹介していきます。

第1行程・LANケーブルを切り出し

今回は3mまで使用してOKとのことでしたが、あまり長すぎてもアレなので1.5mだけ切り出します。
色は赤。その他にオレンジと青色が用意されていました。

まずはメジャーを使って切り出したい分だけLANケーブルを引っ張り出します。
ちなみにメジャーは愛三電機オリジナルのものでした。可愛い。

ケーブルのカットには専用のハサミを使用します。

これでカットは完了です。

第2行程・被覆剥がし

次にケーブルの被覆を剥がしていきます。
使用する工具はLANケーブルストリッパー。
その名の通りLANケーブルの被覆を剥がす専用の工具です。

ケーブルストリッパ―でしっかりとはさみ…
グルグルと何回か回すと被覆が切れる音がします。

中の線を傷つけることなく被覆を剥がすことができます! 便利!!

最初は長めに被覆を剝がすのがいいとのことです。
大体これくらいの長さで大丈夫ですかね?

第3行程・ケーブルの捻りを戻す

被覆が剥がれたら次にケーブルの捻りを戻して真っすぐにします。

スパイキという工具を使用するのですが、職人は指で戻すらしいです。
ちょっと指でやってみましたけど、結構痛かったのでスパイキの使用推奨ですねこれは。

使い方は簡単。
合わさってるケーブルにガスっと刺してビィーっと引っ張るだけ。

後はなんかいい感じにスパイキを添わして引っ張れば真っすぐになります。
※なんかグネってる気がしますが大丈夫です。

第4行程・ジャックにケーブルを差し込む

次は独立させたケーブルをジャックに差し込む作業を行います。
説明書を確認し、ケーブルの色を同じ並びへと並び変えます。

並び替えたら次はジャックの長さに合わせてカットを行います。
少しだけ被膜部分をジャック部に差し込む必要があるので、あまりケーブルを長く残し過ぎないようにしましょう。
大体これくらいかな?

その後この順番のままジャックに差し込んでいきます。
ジャックにはケーブルガイドのようなものが備え付けられており、しっかりと差し込むことで既定の位置にケーブルが設置できます。

ジャックにケーブルを差し込んだら、最後に加締めペンチを使用してケーブルを抜けないように締め付けます。

しかもなんとこちらの工具、LANケーブルを使用する為だけの工具となっているんですが、ニッチな感じがしますね…
でも存在するということは需要があるんでしょうね…

これで片側ができました。
反対も同じ工程を行い、両端にジャックを取り付けたらLANケーブルの完成です!

第5行程・最終チェック

最終チェックにはテスターを使います。
使い方は簡単で、ジャックの挿せる部分にケーブルを差し込みスイッチをオンにするだけです。

問題なし!
オールグリーン! 数字横の緑色のランプが点灯しているので無事にケーブルが作成できました。
これで全行程完了となります!

DMM.make AKIBAの施設を見て回る


ワークショップ終了後、DMM.make AKIBAの施設内を案内してもらいました。
基本的に施設内に設置されている工具や機材は利用料を支払えば使用可能のものばかりです。
詳しくはDMM.make AKIBA公式サイトからご確認ください。

・レーザーカッター

・UVプリンター

・3Dプリンター

※作例も展示されています。

・ボール盤

・各種工具

・めちゃくちゃカッコいい会議室

本当に申し訳ないのですが、一番魅力的だと感じたのがカッコいい円卓会議室でした。
こんなん踊る大捜査線とかでしか見たことないですよ!
一度でいいからこんな所で会議をやってみたいですね。

今回のワークショップに参加してみて

LANケーブルの自作自体が初めてでしたが、思っていた以上にめちゃくちゃ楽しめました。
そもそも何となく選んでいたLANケーブルでしたが、自作すれば自分の欲しい長さを作れることに気付き、自宅で使用しているケーブル全てを自作したいと考えたほどです。
色分けしておけば繋いでいる機器がどれかというのも目視できますし、17m欲しいのに15mか20mしかないし…みたいな時でも問題なく配線することもできます。
何となく面白そうだと参加したワークショップでしたが、ここに参加しただけで自身の配線環境を見直せるくらいとてもためになるものとなりました。
サンキュー! 愛三電機!!
工具も含めて購入しにいくぜぃ!

  • この記事を書いた人

あんどーさん

アニメ・ゲーム・プラモ・コスプレ系を中心に、秋葉原・アキバ系のエンタメ記事を執筆していきます。 表の顔として写真撮ったり動画作ったりしています。 『バズらなくても誰かが笑えるものを作りたい!』とかなんとか

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