秋葉原の歩行者天国(ホコ天)に合わせて、中央通りの脇道にベンチやごみ箱を置く社会実験が始まりました。
現地の看板には「WALKABLE STREET(ウォーカブルストリート)」の文字。
「歩き疲れても座る場所がない」「ごみを捨てる場所がない」という、秋葉原でよく聞く悩みに向き合う取り組みです。
初日となった2026年10月4日(日)に、現地の様子を見てきました。
「ウォーカブルストリート」ってどんな取り組み?
今回の社会実験は、秋葉原電気街振興会が主催するもので、正式には「回遊と滞留空間の分離によるまちづくり」という名称です。
ホコ天の開催中、中央通りにつながる脇道に「滞留空間」(ひと休みできる場所)を設けることで、居心地が良く、歩きたくなるまちなかをつくることを目指しています。
「歩く場所」と「立ち止まって休む場所」を分ける、という考え方です。

▼「歩行者天国実施中」の柵に付けられた「Welcome to AKIHABARA WALKABLE STREET 13:00〜16:30」の看板。ポイ捨て禁止・路上喫煙禁止のマーク入り
現地の看板には「滞留空間創出に向けた社会実験中」と書かれていて、主催は秋葉原電気街振興会、協力は秋葉原タウンマネジメント、後援は千代田区となっています。ポイ捨て禁止・路上喫煙禁止のマークも大きく入っていました。
実施されるのは3か所の脇道
滞留空間が設けられるのは、中央通り沿いの次の3か所です。
– ラオックス秋葉原本店とオノデンの間の道
– アッキーⅡとGiGO秋葉原3号館の間の道
– アッキー本店とAOKI秋葉原店の間の道
今回は、このうちアッキーⅡとGiGO秋葉原3号館の間の道を中心に見てきました。

▼アッキーⅡとGiGOの間の道の入口。奥に「歩行者天国実施中」の柵とウォーカブルストリートののぼりが見える
ずらりと並ぶベンチでひと休み

▼脇道の壁沿いにベンチがずらりと並び、数人が座って休憩している
脇道に入ると、建物の壁沿いに簡易ベンチがずらりと並んでいました。
買い物の途中で腰を下ろしている人、スマホで地図を確認している人など、さっそく利用している人の姿が見られます。
秋葉原は、歩いて回るには楽しい街ですが、座って休める場所が少ないのが悩みどころ。
ホコ天のすぐ横にこうしたスペースがあると、小さな子ども連れや年配の人、大きな荷物を持った観光客にもありがたいはずです。
スマホで開ける「有料ごみ箱」の実証実験も

▼「スマホで開ける有料ゴミ箱サービス 30円」の看板と、QRコードが貼られた黒いごみ箱
もうひとつ目を引いたのが、「スマホで開ける有料ゴミ箱サービス」です。
ごみ箱に貼られたQRコードをスマホで読み込むと、ふたを開けて捨てられる仕組みで、料金は30円。
看板には「実証実験中 この場所でのゴミ箱のニーズを検証しています」と書かれていました。
街なかのごみ箱が減っている中で、「有料でもいいから捨てたい」という人がどれくらいいるのかを確かめる試みのようです。
食べ歩きや飲み物のごみの置き場に困った経験がある人は、多いのではないでしょうか?
有料という点は人によって感じ方が分かれそうですが、ポイ捨てを減らす方法のひとつとして、今後の結果が気になります。
子ども向けの「ふれあいイベント」も開催
滞留空間では、ベンチやごみ箱の設置だけでなく、「ふれあいイベント」も行われていました。
ヨーヨー釣り・金魚(ゴム)釣り

▼カラフルな水ヨーヨーが入った箱。「ヨーヨー釣りに挑戦しませんか 無料」の貼り紙
この日行われていたのは、ヨーヨー釣りと金魚釣り。小学生が対象で、無料で参加できます。

▼ゴム製の金魚が浮かぶ水槽と、すくう道具・紙皿。「金魚(ゴム)釣りに挑戦!!無料」の貼り紙
金魚釣りは、本物ではなくゴム製の金魚を使ったもの。
電気街のイメージが強い秋葉原で、お祭りの縁日のような光景が見られるのは新鮮です。
家族連れで秋葉原に来た人にとっては、うれしい立ち寄りスポットになりそうです。
日によって内容が変わる

▼「ふれあいイベント 10月スケジュール」の掲示と、ヨーヨー釣り・金魚釣りの案内
会場には10月のスケジュールが掲示されていました。ヨーヨー釣り・金魚釣りとスマートごみ箱は毎回実施され、それに加えて日替わりの企画が用意されています。
| 10月4日(日) | フルート演奏(15:15〜15:30) |
| 10月11日(日) | XR体験(13:00〜14:00、14:30〜15:30) |
| 10月18日(日) | 着ぐるみ「オノデン坊や」登場(15:00〜15:10) |
| 10月25日(日) | 着ぐるみ「アキベア」登場(16:00〜16:10) |
※ヨーヨー釣り・金魚釣りは13:30〜16:00(10月25日は13:30〜15:30)。
スケジュールは現地の掲示によるもので、変更になる場合があります。
地域のイベント情報コーナー

▼「地域のイベント情報」のパネル。周辺の団体のイベントチラシやマップが並ぶ
テーブルには「地域のイベント情報」として、周辺の神社や商店街、音楽団体などのチラシ、エリアマップも並んでいました。
秋葉原や千代田区でこれから開催されるイベントを知るきっかけにもなります。
実施日は11月29日までの毎週日曜
この社会実験は、2026年10月4日から11月29日まで、毎週日曜日の全9回が予定されています。
時間はホコ天の開催に合わせた13:00〜16:30です。
ホコ天は雨などの天候によって中止になることがあるので、お出かけの前に開催状況を確認しておくと安心です。
まとめ
秋葉原のホコ天に合わせて始まった「ウォーカブルストリート」は、ベンチで休める、ごみを捨てられる、子どもが遊べるという、これまでの秋葉原に足りなかった部分を補う取り組みでした。
あくまで「社会実験」なので、利用状況や反応を見ながら、今後の街づくりに生かしていく段階です。
利用する人が増えれば、こうした場所が定着していくかもしれません。
日曜日に秋葉原へ行く予定がある人は、中央通りから一本入った脇道をのぞいてみてください。
基本情報
🎪 名称:「回遊と滞留空間の分離によるまちづくり」社会実験
(現地の表記:WALKABLE STREET)
📅 実施日:2026年10月4日・11日・18日・25日、
11月1日・8日・15日・22日・29日(各日曜日、全9回)
🕚 時間:13:00〜16:30(歩行者天国開催時)
📍 場所:秋葉原 中央通り沿いの3か所
・ラオックス秋葉原本店―オノデン間
・アッキーⅡ―GiGO秋葉原3号館間
・アッキー本店―AOKI秋葉原店間
💴 料金:無料(スマホで開ける有料ごみ箱は1回30円)
🏢 主催:秋葉原電気街振興会
協力:秋葉原タウンマネジメント / 後援:千代田区
🔗 公式サイト:https://akiba.or.jp/
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